茶荘歩香 トップイメージ

「怪盗ディモンシェと時ノ旅ビト・解答編」 第参ノ時ノ停車場

うーん、矢印が出たはいいが…これが何を意味するものなのか。
ちょっとモヤモヤしはじめた…。
矢印…何かの道順とか?だったら道を示すヒントがないと成立しないし…。
首を動かしてみるとなにかある?…ないよね…一応やったが徒労に終わった。
なにかヒントになるもの…あ、そうだ。
さっきの駅看板。もしかするとあれを整理すれば何がヒントがわかるかも。

ここの駅看板の次の停車場の表記が「第弐ノ時ノ停車場」になっている。
ということは、この停車場は本来「第弐ノ停車場」の前の駅ということ。
ならば「第弐ノ停車場」の駅看板にここのヒントがあることになる。
私はメモを開き、何が書いてあったのかを確かめてみた。

「手が筆記具を持って何かを書いているイラスト」があったらしい。
うーん、素直に読めば「書け」ということになるのだろうか。
仕方なく、矢印通りに指でテーブルをなぞってみる。

ん?「↓↓」を書く前までは、なんとなく「ひ」を書く感じに近い。
そのまま続けて「↓↓」を書くことに違和感がある。もしやこれは…
そうだ、これって「濁点」じゃないのか?だったらしっくりくる。
もう一度やってみる。うん【】になるじゃないか。

やっとわかってホッとしたとき、発車を案内する声が聞こえたが、
そんなことより早く解いてしまいたい私は、気にもしなくなっていた。
それぞれ5つのグループで文字を書いてみる。すると…

矢印通りに文字を書く

なるほど答えは【び っ ぐ べ ん】になるんだ。
ここ、第参ノ停車場は【ロンドン(ビッグベン)】ということだ。
運行表の「第参ノ停車場」に、これまでと同じように地名と時刻を記した。

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