「怪盗ディモンシェと時ノ旅ビト・解答編」 第四ノ時ノ停車場
素直にいけば、これは比較的早く解けそうかも。
私はざっとながめて、部屋が確定しそうな証言を探した。
まず【O】の部屋は容易に確定できる。英語に訳して頭文字がOなのは、
「1」しかありえないので、【O=1】だとわかる。
そして【T】と【C】の証言から、「真東」「真北」それぞれ「3」「12」というのも明白。
よって【T=3】【C=12】となる。おや?ちょっと待てよ…
これでは【G】の証言と矛盾する?
「12」が使われているコンビニなんてあったっけ?
思い当たる限りでも、「3」「7」「11」だけだ。
超マイナーなものをヒントに出されてもわかるわけがないので、
なにか自分が間違っているのかもしれない。
そう思った時、アナウンスとともに機関車が汽笛を上げ、スピードを落とした。
「第四ノ時ノ停車場」に到着するようだ。
白い霞みが晴れていくとそこは、夜の帳の中 沢山の光が瞬く大都会であった。
あ、ここは。ここも知らない人はいないであろう。
そうそう、駅看板も一応確認しておかなくちゃ。
私は駅看板を見つけ、これまで同様に、書かれている全てをメモした。
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